Photo by SEOTO Aoi
ピアニスト宮沢由美の呼びかけにより、日本のタンゴ界の第一線で活躍するメンバーが集結し、新しく誕生したアルゼンチンタンゴ楽団。
バイオリン永野亜希、専光秀紀、柴田奈穂、バンドネオン池田達則、コントラバス田中伸司、による6人編成。
ダリエンソ・スタイルからプグリエーセ・スタイルまで、メンバーそれぞれの持ち味を生かした幅広いレパートリーを持つ。
2024年3月に東京よみうり大手町ホールで行われたデビューコンサートでは、Daniel Urquilla氏を迎えアルゼンチンのフォルクローレも演奏し、話題となる。
神奈川県横浜市出身。4才よりクラシックピアノを習い始める。
国立音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ卒業。
日本のタンゴ界の巨匠、西塔祐三氏に見出され、1999年「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」のメンバーとなりタンゴデビュー。以来、同楽団のピアニストを務める。
2003年に西塔氏の勧めにより「チコス・デ・パンパ」を結成。リーダーを務め全国各地でコンサート・ライブを行う。
2012年、2014年と横浜みなとみらいホール大ホールでのアルゼンチンタンゴコンサートに出演し、菅原洋一氏と共演する。
その出会いをきっかけに、2014年9月より「世界のタンゴ」コンサートシリーズが始まり、毎回著名な歌手をゲストに迎え都内近郊のホールでコンサートを定期的に開催、好評を得ている。
また、幼少の頃習っていたクラシックバレエの経験を生かし、2022年4月には初のタンゴダンスショー「ダンス!ダンス!ダンス!」を開催、新たなコンサートシリーズがスタートした。
ダリエンソ・スタイルのピアニストとして定評があるが、2021年12月、座・高円寺2で上演されたアストル・ピアソラ生誕100周年記念、柴田奈穂プロデュース、歌劇「ブエノスアイレスのマリア」のピアニストに抜擢され、高い評価を受ける。
それが転機となり活動の幅を広げる。
2022年9月、Daniel Urquilla(ダニエル・ウルキーシャ)氏の演出のタンゴショー「Todo o Nada」の音楽監督とピアニストを務める。
2023年、新バンド「トルカ・タンゴ・オルケスタ」を結成し、2024年3月「アルゼンチンタンゴとフォルクローレの饗宴」コンサートを東京で開催する。