Chicos de Pampa - チコス・デ・パンパ -

チコス・デ・パンパ

チコス・デ・パンパ

メンバー

宮沢 由美Miyazawa Yumi

ピアノ

神奈川県横浜市出身。
国立音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。
1999年、日本タンゴ界の巨匠西塔祐三氏に見出され「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」のメンバーとして活動を開始。
2003年、西塔氏の勧めにより「チコス・デ・パンパ」を結成。全国各地でライブ・コンサートを行う。

ダリエンソ・スタイルのピアニストとして定評がある一方、2021年には、アストル・ピアソラ生誕100周年記念歌劇「ブエノスアイレスのマリア」(柴田奈穂プロデュース)に抜擢される。
これを機に活動の幅をさらに広げる。

2022年、ダニエル・ウルキーシャ氏演出による舞台「Todo o Nada」の音楽監督・ピアニストを務める。
2023年「トルカ・タンゴ・オルケスタ」を結成。2024年3月に「アルゼンチンタンゴとフォルクローレの饗宴Vol.1」を東京で開催。
2025年1月、アルゼンチンで行われた中南米最大のフォルクローレ祭「COSQUIN2025-65° Festival Nacional de Folklore」に日本代表として出演し、現地で大きな反響を呼んだ。

永野 亜希Nagano Aki

バイオリン

8才からヴァイオリンを始め、これまでに保井頌子、清水高師、ミシェル・オークレール、石川静の各師に師事。
1998年、ボストンのニューイングランド音楽ディプロマコース修了。在学中の94、95年レナード・バーンスタイン提唱PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に参加。
96年、ドイツで開催されたセレスヴィヒ・ホルシュタイン・ミュージック・フェスティバルに奨学金を得て参加。ドイツ、オランダの各地で演奏する。

2001年タンゴの師である西塔祐三氏に出会い、日本で随一のダリエンソ・スタイルを継承するタンゴ楽団「オルケスタ・ティピカ・パンパ」のメンバーとなる。2007年より第1バイオリン奏者を務める。2003年からは同楽団のメンバーから成る四重奏団「チコス・デ・パンパ」のメンバーとなる。
現在「トルカ・タンゴ・オルケスタ」を中心に演奏活動を行う。

北村 聡Kitamura Satoshi

バンドネオン

関西大学在学中にバンドネオンに出会い小松亮太、フリオ・パネに師事。アルゼンチン、チリ、オーストリア、韓国など世界各国のフェスティバルに出演。
11年、アストル・ピアソラ五重奏団の元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアバンドに加入。
14年にはB→Cに出演、意欲的なプログラムに挑戦して好評を得る。
21年、アンドレア・バッティストーニ指揮のピアソラ作曲「シンフォニア・ブエノスアイレス」日本初演に小松亮太と共に参加。

これまでに舘野泉、波多野睦美、鈴木大介、川井郁子、廣津留すみれ、EGO-WRAPPIN'、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演、様々なジャンルの音楽家と交流している。
NHK大河ドラマ「八重の桜」「青天を衝け」、映画「マスカレード・ナイト」をはじめ数多くの録音に参加、繊細な表現には定評がある。鬼怒無月キンテート、喜多直毅クアルテット、三枝伸太郎Orquesta de la Esperanzaなどの楽団で活動中。
最新作はマレー飛鳥との共作、「Sound and Breath 音と呼吸」。(25年1月リリース)

西嶋 徹Nshijima Toru

コントラバス

1973年、東京生まれ。5歳よりヴァイオリンを始め、高校の頃ベースを手にする。
ジャズとアルゼンチンタンゴを軸に、これまで綾戸智恵、小野リサ、カルメンマキ、小松亮太、葉加瀬太郎、Pablo Zieglerなど、多くのアーティストのレコーディングやコンサートに参加。その他数多くの舞台やミュージカル作品にも参加。

現在は、三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza、鬼怒無月 Quinteto、大柴拓EnsembleparaFrores、吉田篤貴EMOstrings、岩川光trio、喜多直毅trio、西山瞳trioなどのグループに参加し、主にライブシーンを中心にジャンルを超えた幅広い分野で活動している。

2014年には、ピアニスト林正樹と共にアルバム「El retratador」をリリース、2018年にはベースソロアルバム「Phenomenology」をリリース。
2021年には、藤本一馬(gt)、栗林すみれ(pf)、福盛進也(dr)とのグループRemboatoでアルバム「星を漕ぐもの」をリリース。
2024年、自己のリーダープロジェクトとして蒼波花音(sax)、遠藤ふみ(pf)、と共にアルバム「幽けき刻」をリリース。

プロフィール

大編成アルゼンチン・タンゴ楽団「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」の有力な若手メンバーにより結成される。バンドネオン、バイオリン、ピアノ、コントラバスによる4人編成のアルゼンチン・タンゴバンド。

バンド名はスペイン語で「大草原の子どもたち」を意味し、「オルケスタ・ティピカ・パンパ」の若き後継者であると西塔氏とその夫人の玖美子氏より名付けられる。 「リズムの王様」と呼ばれたファン・ダリエンソ楽団のスタイルを継承し、パワフルで歯切れの良いビートとシャープな演奏が特徴的。典型的なアルゼンチン・タンゴの正統なスタイルを受け継ぎながらも、新鮮味に溢れ、高い演奏技術とアンサンブルの良さに定評がある。

2012年・2014年と横浜みなとみらいホール 大ホールでの大編成アルゼンチン・タンゴ コンサートに出演し菅原洋一氏と共演する。その出会いをきっかけとして2015年1月より2ヶ月に1回程度のペースで都内近郊のホールでコンサートを定期的に開催し、伝統的なアルゼンチン・タンゴの魅力を様々な人々に体感してもらえるよう、精力的に活動を続けている。

2019年5月 1stライブアルバム「Chicos De Pampa ~大草原の子どもたち~」を発売。
2023年には待望のブルーレイ・DVD「チコス・デ・パンパ アルゼンチン・タンゴ コンサート ~世界のタンゴ~ ダンス&ダンス&ダンス」を発売。

ディスコグラフィー

チコス・デ・パンパ 待望の1st CD

アルゼンチン・タンゴ コンサート ~世界のタンゴ~より

●収録曲
01. ロカ / Loca
02. エル・チョクロ / El choclo
03. 涙と笑い / Lágrimas y sonrisas
04. ビエン・ポルテーニャ / Bien porteña
05. 古い法律 / Derecho viejo
06. 黒い瞳 / Ojos negros
07. 心の底から / Desde el alma
08. 黄昏のオルガニート / Organito de la tarde
09. デ・プラ・セパ / De pura cepa
10. 夜のプラットホーム
11. ジェラシー / Jalousie
12. ラ・クンパルシータ / La cumparsita
13. マス・グランデ・ケ・ヌンカ / Más grande que nunca
14. ピアニスタンゴ / Pianistango
【ボーナストラック】
15. ラ・クンパルシータ / La cumparsita
       歌:菅原洋一

¥3,000(税込)

2023年9月1日 よみうり大手町ホールでの模様を収録。

出演:チコス・デ・パンパ
(ピアノ:宮沢 由美、バイオリン:永野 亜希、バンドネオン:北村 聡、コントラバス:佐藤 洋嗣)
ダンス:高志&めぐみ、、ズーハン&京子、すみれ&玉井

●収録曲
1. ラ・クンパルシータ / La cumparsita
2. 盲目の雄鶏 / Gallo ciego
3. マス・グランデ・ケ・ヌンカ / Más grande que nunca
4. エル・チョクロ / El choclo
5. これぞ王様 / Este es el rey
6. 忘却 / Oblivion
7. ビエン・ポルテーニャ / Bien porteña
8. 心の底から / Desde el alma
9. ピアニスタンゴ / Pianistango
10. 秋のテーマ ~冬を越えて春へ~ / Tema otoñal
11. 愛の悲しみ / Penas de amor
12. パリのカナロ / Canaro en París
13. シルエタ・ポルテーニャ / Sileta porteña
14. 夜明け / El amanecer
15. シル・ヴ・プレ / S.V.P.
16. ロカ / Loca
17. 黄金の心 / Corazón de oro
18. ボエド / Boedo
19. 巡礼 / La peregrinación
20. ジェラシー / Jalousie
21. 突風 / La racha
22. バンドネオンの嘆き / Quejas de bandoneón
23. ラ・クンパルシータ / La cumparsita

【DVD・ブルーレイ各】¥4,000(税込)